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問題を解くということはどういうことか、その手順は?

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“問題を解きなさい”という言葉は小学生のときから先生に言われますが、“解く”という意味の説明があるのは中学1年生の方程式の単元だと思います。

 

小学生は、問題を解く=答えをだす という認識ですが、“方程式を解く”というのは“方程式を成り立たせる値(つまり解)”を求めることをいいます。

 

では、問題はどのようにして解くのでしょうか。
問題を解く手順を学校で教えてもらってという生徒はほとんどいない、と思います。

いろいろ説があると思いますが、基本の形としては以下のようなものではないでしょうか。

A段階
①問題文を読む
②情報を整理する
③解き方を組み立てる
④式で表す

B段階
⑤計算する

C段階
⑥確認する
⑦答えを書く

 

A段階が最も重要ですね。解ける生徒は単に①→④と進むのではなく常に①に戻ることを繰り返します。そしてこのステップに最も時間をかけます。特に③ですね。場合によっては一晩寝かしたりもします。

 

あと重要なのは⑥の確認するですね。せっかく考え方があっていても、求めよとは違う答えを書いた答案は嫌というほど目にしています。

 

逆に解けない生徒は、問題文を読まない(読めない)、問題文を自己流に解釈して解きます。問題を解くための情報はすべて問題文に隠されているので、行き詰ったら問題文に戻ればいいのですが、そこで終わってしまうか自己流のかってな解釈で解くかです。

 

この数字はどこから来たと聞くと、なんとなくそう思ったとの答えが返ってきます。

 

問題を解くには「思考力」と「試行力」が必要です。