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高校の新指導要領案

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文科省が14日に高校の新指導要領案を公表しました。

 

改訂のポイントです。

1.科目の大幅な再編、必履修となる9つの新科目の誕生 ⇒ 現代の諸課題を主体的に解決しようとする態度を養うため。

 

 「現代の国語」「言語文化」、「歴史総合」「地理総合」「公共」等で日本史と地理は全員が学ぶことになります。「数学C」も戻ってきます。

 

2.道徳教育の充実

 道徳教育については、新設する「公共」(公民科)、同じく公民科の「倫理」、ホームルーム活動などの「特別活動」が中核になることを新たに規定、中学校の道徳科などと関連付ける。

 

3.「総合的な学習の時間」を「総合的な探究の時間」に移行
⇒ 探究の過程において、課題の発見と解決に必要な知識・技能を身につける、とあります。

 

4.新設教科の「理数」は、理科・数学の要素を組み合わせたもので各高校の判断により導入する選択教科とする

 

記述量は現行指導要領の1.5倍ほどであるが、学習内容そのものは「増減していないつもり」としています。

 

今後の予定です。

・意見公募手続き(パブリックコメント)を経て3月末までに告知予定。

・今年の夏までに「学習指導要領解説」を示す。

・2022年度から学年進行で適用になります。

  高1は2022年度

  高2は2023年度

  高3は2024年度からになります。

 

高校生にどのような「道徳」を教えるのでしょうか、頭の中で反発・無視されるだけではないでしょうか。それより『哲学』を教えた方がいいのではないかと思います。