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各国のキャッシュレス化、日本は?

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経済産業省が現在約20%にとどまっている現金以外の比率を将来80%に引き上げるとの提言をまとめました。

 

狙いは、
①企業の省力化につなげて人手不足に対応する
②ビッグデータを活用した産業育成を進める
です。

 

達成時期を2025年に40%に前倒しし、最終目標を80%にあげました。
実用に向けて、決済端末の導入補助や税制面での優遇措置を検討するとあります。

 

現金の流通に関わる国内のコストは年約8兆円に上るとの試算もあるそうです。

 

現金の扱いが減ることでの利点です。
①現行のATMや支店を減らしてコストを抑制できる
②小売・サービス業では会計や経理に係る人を減らせる
③国が支払いの流れを把握しやすくなり、脱税申しが期待できる
④消費者の購入記録などを電子データ化しやすくなるため、ビッグデータをして新たなサービスに活用できる

 

各国のキャッシュ化の進捗状況です(2015年経産省調べ)。

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日本のキャッシュレス決済が進まない理由ですが、
・現金で支払う慣習が根強い
・偽札の流通や盗難被害が少ない
・店側が支払うカード会社への手数料が海外と比べて高い
等があげられます。

 

ドイツが低い理由はなんでしょうか。

 

 

子どもたちをみていると、決済できるカード(パスモ等)は持っているようですが、現金がない時だけパスモで支払いをしているようです。慣習といいますか、お金があといくら残っているかの実感を感じられないのに抵抗があるように感じます。

 

劇的に増やすには、カード支払いだと割引にすることでしょうか。