ブログ

日別アーカイブ: 2017年7月17日

海の日とインターネット

今日は海の日です。施行が1996年とあるのでもう20年もたつのですね。つい4~5年前のことのように感じていましたが。

 

生徒たちにとってはすでに生まれたときからあるので、他の祝日と同じ感じで古いとか新しいとの感覚はないようです。

 

由来をネットで調べたところ、1876年(明治9年)明治天皇が50日をかけて東北を巡幸され、このときはじめて船に乗船されました。
7月20日は青森から函館を経由して横浜に到着された日です。

 

この日は長らく「海の記念日」と呼ばれてきましたが、平成7年の法改正で、翌平成8年から「海の日」として祝日になりました。

 

現在ではネットで解らないことを簡単に調べることができますが、一昔前はどうしたのでしょうか。

 

① 辞典、百科事典で調べる
② 図書館で調べる
③ 何でも知っている長老のような友人に聞く

 

①ですと岩波書店の“広辞苑”でしょうか。もう何年も開かれることのない色あせた第3版でしょうか、家にあります。
百科事典でいうと大学の時にアポロ百科事典という全3冊の百科事典を買ってずいぶん重宝しました。「倫理学」だかの単位をこれでとりました。テストの朝、ふと調べたことが問題になっていろいろ膨らませて書いた記憶があります。

 

②ですが、例え図書館が近くにあっても“海の日”の由来は調べに行かないでしょうね。

 

古代は③だったのでしょうね。あいにくそのような人は近くにいませんでしたし、いたとしても意地でも聞かなかった気がします。

 

確かに便利になりました。スマホをもっているといつでもどこでも早く正確な情報を簡単に手に入れることができます。でも、それによって人間が賢くなれるわけではありません。

 

どこに住んでいるかとか年齢とか関係なく、それで得た情報を利用する人と利用しない人の差が大きくなっていくことは確かでしょう。