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月別アーカイブ: 2016年6月

英語検定の合否判定方法が変わる

今日は朝から授業の合間をぬって英語検定を行っています。2016年度から合否判定方法が新しくなります。

2015年までは、得点の合計で合否判定を行い、合格に必要な正答率の目安が1級・準1級は7割程度、2級以下は6割程度でした。

2016年からは、英検CSEスコアを導入して判定します。各技能のスコアを合算し、その合算したスコアが合格基準スコア以上であれば合格です。

CSEスコアとは”Common Scale for English”の略で、直訳すると「英語共通尺度」となります。なんのために共通尺度(=共通スコア)を導入したかというと、
①英検5級~1級全体の共通スコア
②他の資格TOEIC/TOEFL/CEFRを含めたうえでの共通スコア
ということです。

つまり、受験すると英検で何級の実力があるのか、他の資格(TOEIC/TOEFL)を受けた場合の予測スコアがわかるということです。

一次検定での技能は、
1級・準1級・2級はリーディング(R)・リスニング(L)・ライティング(W)
準2級・3級・4級・5級はリーディング(R)・リスニング(L)
です。
1級~3級の二次検定はスピーキング(S)の技能で判定されます。

また、1次検定の成績表は技能ごとのスコアが記載されますので自分の弱点がわかります。
次回の英語検定は10月8日(土曜)です。

 

東海大学付属相模高等学校中等部説明会

今日の午前中は東海大学付属相模高等学校中等部の説明会に参加してきました。中央林間駅から歩いて15分ぐらいのところにあります。中央林間から自転車で通うこともできます。

東海大学の付属校なので10年間(中学・高校3年、大学4年)のスパーンで考えています。中学から高校へは100%進学、高校から東海大学には84.2%(大学進学95.4%)進学しています。

受験がないので学年ごとに各種行事(英語・数学オリンピックや中2での保育園実習等)が準備されており留学はもとよりいろいろな経験が出来そうです。

勉強面でも厳しく、定期試験で基準点を下回ると部活が禁止になり合格するまで補習をうけることになります。

付属校生は確かに一般受験生より入学時の学力は劣る面があるかもしれませんが、医学部では国家試験合格率が付属校生の方が高いそうです。中・高校時代のいろいろな経験が生きているのではないかとのお話でした。

付属校生はリーダーシップを発揮する生徒が多く、就職でも早く決めてくるとは他の付属高校の先生から聞いたことがあります。

知識を正しく伝える心を育てたい、新しいものを取り入れるとともに古き良き伝統をしっかり守っていくとの大金校長のお話が印象的でした。

米騒動

一週間ほど前に新聞で“米騒動”に関してのコラムがあって、それを読むと私のイメージとは少し違っていたので教科書にはどのように書かれているか調べていました。

その前に復習です。
米騒動とは、1918年に富山県の魚津の女性たちが米の安売りを求めて起こした騒動で、その後全国の都市に広がった。米価が高騰した原因はシベリア出兵に向けての米の需要増を見越して、一部の商人たちが米を買い占めたことによる。というのがいままでの私の認識で、騒動とあるので主婦といえども激しい行動をイメージしていました。

教室にある3冊の教科書を比べてみました。

新しい社会歴史東京書籍 大和市の公立中学で使用している教科書)
しかし、好況で物価が上がったために、民衆の生活はくるしくなり、さらに1918年、シベリア出兵を見越した米の買いしめから、米の値段が大幅に上がると、米の安売りを求める運動(米騒動)が全国に広がりました。藩閥の寺内正毅内閣は米騒動によって退陣すると、原敬が内閣を組織しました。
*欄外に当時の新聞と名古屋での騒動の絵があり、1918年富山県魚津町(現魚津市)で始まった騒動は新聞報道を通して全国の都市に広がったとの説明があります。

新しい日本の歴史(育鵬社)
1918年、大戦景気による米需要の拡大と、シベリア出兵に向けての米の値上がりを予測した商人らによる米の買い占めによって、米価ははね上がりました。そうしたなか、富山県で女性たちが米の安価な販売を米問屋に求める運動をおこしました(米騒動)。
*欄外には米価のグラフがあります。

ともに学ぶ人間の歴史(学び舎  中学高校の元教師が作った教科書)
1918年7月、富山県東水橋町(富山市)の港で、荷を運ぶ仕事をする女性たちが、山と積まれた米俵を前に、考え込んでいました。米はたくさんあるのに、なぜ米の値段が上がり続け、こんなに生活が苦しいのか。女性たちは、米が他の地域に運び出されるために米価が上がるのだと考えました。
そこで、米商人に、「米をよそ(他県)へやらんといてくれ」を要求しましたが聞き入れられません。そのため、数百人の女性たちが、実力で米の船積みを中止させ、安売りを求めて米屋に押しかけました。
中略
8月、富山県の女性たちの行動が新聞で報道されると、米の安売りを求める運動が広がる様子が続けて記載されています。
名古屋では、舞鶴公園に誰がよびかけたわけでもないのに多い日では5万人が集まった。その多くは労働者や職人で、安売りを求めて米屋に向かい、警官隊と激しく衝突し、軍隊も出動した。
このような民衆の動きは、名古屋だけでなく、大阪・神戸・京都・東京・横浜など全国に広がりました(米騒動)。
政府は新聞に米騒動の記事を書くことを禁止し、のべ10万人の軍隊を各地に出動させました。植民地だった朝鮮でも、米騒動が起こっています。
9月、米騒動の責任を問われ、寺内正毅内閣は退陣しました。
*欄外には名古屋での米騒動の絵と米価・物価・賃金のグラフ、ある工場労働者の1ヵ月の家計簿が載っています。

学び舎の教科書では米騒動に関して1ページ強を使って説明していますが、何故富山県から起きたのか、それがどのくらいの期間で全国にひろまっていったのかが非常によくわかります。

7月に富山で起きて9月には内閣が退陣しているのは驚きです。また現在のようにネットがない時代に名古屋で5万人の人を集めたというのも驚愕です。確か今年の憲法記念日に安保法制反対で有明に集まった人々が5万5千人だったと思います。

歴史上の出来事は必ず原因と結果があるのでに点ではなく線で理解しろと話すのですが、学び舎の教科書はその点についてはよくできていると思います。
生徒が興味をもてるようにつくられていると感じました。

 

 

 

 

なぜ?

6月です。今日は6日です。

5月末に行われた中間試験の結果がまだ出ていませんが、公立の中学校は2週間後には期末テストがあります。
中学2年生は今週末に3日間のキャンプがあります。来週の月曜日は振替休日です。なぜ梅雨の時期にキャンプを行うのでしょうか。

公立高校や私立の中学は7月に入ってから期末試験を行うところが多いのですが、公立中学校が2校とも6月中に行う理由がよくわかりません。