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月別アーカイブ: 2018年11月

デジタル教科書の利用について

検定済みの教科書と同じ内容をコンピュータに搭載して使う「デジタル教科書」が来年度から利用できるようになり、文科省は利用時間の上限などの案を公表しました。

 

従来の教科書に代えてデジタル教科書を使う授業は各教科の総授業時間数の半分未満としています。

 

12月13日まで、これらの案に対するパブリックコメントを行なっています。

 

デジタル教科書は新学習指導要領に合わせた授業改善や、障害などの特性により読むことが苦手な子どもたちへの対応が狙いです。

 

デジタル教科書を使う際の留意事項「案」です。
・授業時間数の上限
・児童・生徒のそれぞれが従来の教科書を使用できるようにしておくこと
・児童・生徒それぞれのコンピュータでデジタル教科書を使うこと
・採光・照明に配慮すること など

 

どのような使い方が有効かなどを示すガイドラインの策定も進め、12月にまとめます。

 

「英語」の全国学力調査について

来年4月に文科省が初めて行う「英語」の全国学力調査・学習状況調査で「話す力」の測定は学校によっては実施しないことが決まりました。

 

これは、コンピュータを使って答を録音して測定しますが、機材の整備が不十分なためです。

 

(教育委員会などの)設置管理者の判断により、学校単位で『話すこと』調査を実施しないこととすることとできます。

 

中学生の英語スピーキング力の測定は、茨城県教委が昨年度から公立中学2年生全員を対象にタブレット型コンピュータを利用して、ベネッセコーポーションの「GTEC  Spsaking  Test」を活用して実施しています。

 

キログラムの定義が130年ぶりに変更

『キログラム原器』というのをどこかで耳にしたことがありますか?
1㎏の重さの基準になるものです。

 

現在は、「国際キログラム原器」という分銅が1㌔(どうやってはかったのでしょうか?)の基準とされ、世界のはかりはこの原器をもとに調整されます。そのため、原器の複製が世界中に配られて各国の基準になっています。

 

そのトップの座にあった国際キログラム原器は今回の改正で役目を終えることになります。

 

なぜでしょうか?

 

原器は、変質しにくい白金とイリジウムの合金を使い1889年に作られ、パリ郊外の国際度量衡局の金庫に保管されています。

 

汚れや摩擦で重さが変わらないよう慎重に扱われ、10万年は使えるとしてきました。

 

ところが、原器の重さは最初の100年で50マイクログラム(マイクロは100万分の一)も変化してしまいました(どうやって量ったのでしょう)。
指紋1個の重さだということです。

 

念のために同じ重さに作られた6個の副原器も調べたところ軽くなったものも重くなったものもあったそうです。

 

すぐには影響はないのですが、ナノテクノロジーに支障が出ると懸念され始めました。そこで人工物ではなく、不変な原子の重さを基準に1キロを決めることになりました。

 

原子を何個集めれば1キロになるかをシリコン球で調べ、原子の重さを表すために使うプランク定数で置き換える方法をとりました。

 

新技術は、2019年の5月20日の世界計量記念日から実施されますが、プランク定数から重さを求める技術を持つのは、日本・ドイツ・米国・フランス・カナダの5か国だけだということです。

 

日常生活には影響はありませんが、日本橋の計量機貴店の社長さんは、「50マイクログラムの誤差は大きい」といい、精密なはかりが製薬企業などに売れているとのことです。

休日の寝だめは逆効果?

平日の睡眠不足を週末の寝だめで解消しようとしてちゃんと寝たつもりでも、週明けに眠気を感じたことはありませんか。

 

これは、睡眠研究の専門家によると「月曜の朝につらいのは、時差ボケ状態になっているから」だそうで、「社会的時差ボケ」というそうです。
慢性化すると肥満や生活習慣病につながるので、軽視できません。

 

平日は午前零時に寝て、朝6時に起きる人の睡眠の中央値は午前3時になる人が、休日は午前2時に寝て朝10時に起きたとすると睡眠時間は2時間増えますが、睡眠の中央値は午前6時になり、平日とでは3時間ずれることになります。

 

この中央値のずれが「時差ボケ」の正体です。3時間のずれはインドとの時差に近く、週末にインドに旅行して週明けに仕事をするのと同じだということです。

 

起床と就寝時間が大きくずれると、さまざまな生理現象を調整する体内時計が乱れ、疲れが残るといいます。

 

大塚製薬が今年3月に行ったネット調査によると、男性の41%、女性の38.8%が平日の睡眠不足のため寝だめをしているそうです。

 

また、オーストラリアの研究者の研究によると、金曜・土曜の夜に寝たいだけ寝て朝寝坊した場合に、日曜の夜に翌日に備えて早めに寝ようとしても、ホルモンの関係で寝付けなくなるそうです。

 

では睡眠負債を解消するにはどうすればいいか、スッキリとした目覚めるためのコツです。
①平日も休日も起きる時間を変えない
②朝日を浴びて体内時計をリセットする
③昼食後など眠気があれば、目を閉じて10~20分仮眠する

 

私は①~③すべて実行しています。おかげで毎日快調です。
特にお勧めなのは③です。日々昼寝を実行していると寝不足も解消されて寝だめの必要がありません。

 

 

勉強しないと大会に出られなくなる!!

スポーツ庁は大学スポーツの新たな統括組織「大学スポーツ協会(UNIVAS)」の設立準備委員会の第3回会合を開き、学生アスリートの学業との両立を促すため対外試合に出場できる学業成績の基準を設ける制度の導入案を了承しました。

 

基準に満たない学生は出場停止の措置をとる。
2022年度からの適用を目指す。

 

UNIVASへの加盟は、大学、学生競技連盟{学連)によって任意ですので、運用にはいろいろ問題があるようです。

 

スポーツ庁はUNIVAS発足時(2019年春)に約200大学、20団体、10万人の学生アスリートの加入を目指しています。

 

大学生が学業で一定の成績以上を上げないと対外試合に出場できないということです。

 

アマスポーツやプロスポーツでも現役引退後の第二の人生を歩むときに学業もしっかりやっておくことは何かの役にたつということでしょうか。

 

アメリカでは、現役引退後に弁護士などの資格をとるために大学に戻るような話はよく聞きますが、日本ではほとんど聞きません。

 

この時期、日本では心ならずも解雇されたプロ野球選手のその後の人生が話題になりますが、現役のときに第二の人生を考えながら取り組むというのは無理なのでしょうか。

テスト対策です

今日は午後からテスト対策授業が続きます。

 

2学期制の公立高校の後期中間テストは月末に行なわれるところが多いのですが、早いところは先週末から始まっています。

 

土日を挟んで火曜日まで続きますので、今日はその対策です。

学生数の推移

神奈川県公立中学生数の推移です。

 

2018年度 公立現中学3年生数68,727人
2019年度  〃(現中学2年)67,073人 -2.41%(前年比)
2020年度  〃(現中学1年)65,104人 -2.94%( 〃   )
2021年度  〃(現小学6年)67,025人 +1.03%( 〃   )
2022年度  〃(現小学5年)67,886人 +1.01%( 〃   )
2023年度  〃(現小学4年)66,975人 -1.34%( 〃   )
2024年度  〃(現小学3年)66,086人 -1.43%( 〃   )
2025年度  〃(現小学2年)65,871人 -0.33%( 〃   )
2026年度  〃(現小学1年)63,877人 -3.03%( 〃  )

 

公立の中学3年生の生徒数ですが、現中学1年生まで減少しその後2年間(現小5生)は増加しますが、以後は減少が続きます。
現小学1年生では現中学3年生より4,850人減少(-7.06%)します。

 

地区によっても大きく異なります。横浜北東・川崎地区はほとんど減少しませんが、中・県西地区(平塚方面)は大きく減少傾向にあります。

 

卒業する中学3年生の生徒数に合わせて公立高校のクラス数を増減して募集定員を調整します。1クラス40人としますと2026年度では2018年度より4,850人生徒数が減少しますので、クラス数では約121クラスの減少となります。

 

従って、高校の統廃合が続きます。

テスト日です

今日は「大学入試共通テスト」の第2回試行調査の2日目です。去年の第1回目は各高校で行われましたが、今年は運営面も検証するため、大学を会場に、実際の試験に近い形式で実施されます。全国の高校2・3年生8万4444人が参加します。

 

また、今日は予備校の模試も実施されています。

 

公立中高一貫校適性検査対策模試も行われています。

 

そして、今週から公立中学の期末試験が始まります。3年生にとっては受験に重要な内申点が決まる最後のテストです。

「N中等部」規模拡大

ネットの高校「N高」を運営する(学)角川ドワンゴ学園が、来年4月に開校予定の「N中等部」の規模を拡大します。

 

9月の発表以降、中学生や保護者から想定を上回る問い合わせがあり、当初の計画を大きく見直しました。

 

都内の校舎は初台駅(渋谷)付近に決定し、初年度40人の定員を150人へ大幅に増やします。

 

また、、関西圏在住の中学生のニーズにも応じようと、新たに大阪府内にも定員150人のキャンパスを開校する予定です。

 

「N中等部」は不登校などで在籍する中学校に通うことが難しい生徒が対象で、通っている中学校に在籍しながら、「週5」「週3」「週1」のいずれかのコースを選んで通学します。

 

どのようなカリキュラムで行われるのか注目です。

神奈川県高校入試説明会

午前中、模試業者による高校入試説明会に参加してきました。

 

今年の公立高校の動向です。
①私立志向強まる
②通信制が増え、定時制が減少

 

私立志向が強まるということは公立は挑戦志向になるので、偏差値の中ほどが抜けることになります。

 

二次募集は過去最高の340人でしたが、倍率は0.89倍と過去最低でした。総じて偏りの大きい入試だったといえるということです。

2020年の入試では4+13=17校で特色検査が実施されます。これにより学力検査の難易度がどうなるか注目です。

 

終了後、少し早かったですが相模女子大の学食で昼食をいただきました。野菜タンメンをたべましたがとても美味しかったです。学食での昼食が病みつきになりそうです。