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月別アーカイブ: 2018年8月

全国市区町村教育長アンケート① 携帯・スマホ

全国の市区町村教育長に尋ねた調査結果です。

携帯・スマホについて

〇携帯・スマホの利用ルールについて、自治体統一のルールがあるか?
・ルールがある 25.9%
・設けていない 73.5%

 

〇ルールの具体例
・SNS等で誹謗中傷しない
・携帯を寝室に持ち込まない
・所持しない(禁止)
・21時以降は使用しない
・学校の到着時に、帰宅するまでの間は預ける
・夜9時以降の自粛を要請

 

〇(ルールを設けている教育長に)ルールが守られていると思うか
・守られている 19.6%
・どちらかといえば守られている 54.9%
・分からない 13.7%
・どちらかといえば守られていない 11.8%
・守られていない 0%

 

公立生で中3まで携帯・スマホをもっていない生徒はごくまれにいますが、受験が終わると解禁になるようです。

 

私立生は学校のシステム上スマホは必需品になっているところが多いようです。

 

スマホを横に置いて勉強しても集中できないとか、2時間勉強した後同じ時間スマホをみていると効果がなくなってしまうとの研究もあります。

 

21時以降は禁止等のルールが必要かと思います。

 

文科省19年度に新制度、「高大連携」の大幅拡張を目指す

本日の東京新聞からです。

 

文部科学省が理数系科目の得意な高校生を地域の中核的な大学に積極的に受け入れる入学枠を設けるなど、高校と大学で一貫した専門的な教育を行う新制度を始める方針を決めました。

 

研究費不足などで「化学技術立国」の地盤沈下が指摘される中、日本の科学界を担う研究者の卵を育成することを目指します。

 

初年度は全国から参加校を募り、モデルケース一カ所を選び、その後は大都市圏に偏らないように配慮しながら、数年かけて数カ所に拡大する予定です。

 

関連予算を2019年度概算要求に盛り込みます。

 

将来は優秀な生徒が高校卒業前に大学に入る「飛び入学」につながる可能性もあります。

 

私立も含めた理数教育で実績のある大学を中核に、地域の高校5校前後が集まって協議会をつくり、一貫教育のプログラムを決めます。

 

一貫教育に対する新たな過程を、高校と大学にそれぞれ設置することも認めます。

 

今回の制度は、これまで特定の大学と高校が個別に行ってきた「高大連携」を大幅に拡張する形で、大学にとっては早い段階から活躍が見込める優秀な卵を受け入れられる利点が生じます。

学校がはじまる

今日から公立小中学校の2学期が始まります。8月後半ですが熱中症予報では連日危険レベルです。

 

西の方の学校では1週間夏休みを延期したり、午前中の授業で修了の対策を取っているようです。

 

以前ですが、ドイツでは26℃を超えたら学校は休みになると聞いたことがありあます。日本でも冬に気温が下がったら10時始まりとか休みになるということは聞きましたが。

 

ともかく授業が始まります。
9月の後半からは中学校で中間試験が始まります。
私立高校の学校説明会も9月から始まります。

卒業した講師

午前中、この3月で卒業した講師のTHさんが本を返しにが寄ってくれました。

 

あいにく授業中だったので立ち話で終わってしまいましたが、京浜幕張まで片道2時間の通勤なのですが、とても健康そうで元気いっぱいでこれから遊びに行くと言っていました。

 

外資系の会社に就職したのですが、ホワイト企業だそうで毎日定時の6時には退勤できるとのことです。

 

詳しいことはわかりませんが、社員のことを一番に考えることが結局企業にとっても一番だということでしょうか。

 

日本の働き方改革とは真逆ではないか、などど勝手に考えてしましました。

 

機会をもうけて詳しい話を聞きたいものです。

 

 

数学の宿題量の国際比較

夏休みもあと少しとなりました。
終わらない、と泣きながら宿題をやった記憶がほんのりと蘇ってきます。

 

宿題ですが、スウェーデン、日本、アメリカ3カ国の比較が新聞に載っていたので紹介します。

 

宿題量

3ヵ国の中学教師に尋ねた結果です。
スウェーデンは少なくアメリカは多く、日本はその中間です。

 

TIMSS(国際数学・理科教育調査)2015年の中学2年生の数学の平均点は、
日本  586点
アメリカ 518点
スウェーデン 501点
となっています。

 

日本国内のデーターでは数学の平均点は、宿題を週に3・4回出される群で最も高く、宿題を出されない群で最も低いので、適度の宿題は効果があると言えるかもしれない、とあります。

 

現状では生徒の学力に関係なく公私立共同じ宿題が出されていますが、IT化が進んでいますので近い将来は画一的な宿題ではなく、学力に見合った生徒別の宿題が出されるようになっていくのでしょうね。それも自動的に。

 

 

 

それぞれの甲子園

甲子園の高校野球は幕をとじました。この暑い中、球児も応援もよくやりました。

新聞に高校生が生け花の出来栄えを競う第二回「全国高校生 花いけバトル」の決勝戦の記事が載っていました。

8月19日、高松市で行われ、優勝したのは東海地区代表の岐阜県立大垣養老高で二位は広島県立福山誠之高でした。

 

生け花は県立で盛んなのでしょうか。

 

試合時間は5分、二人でチームを組み、ユリやススキなど用意された数多くの草花から材料を選び素早く生けていきます。

 

勝敗は観客と審査員の採点を足し合わせて決まります。

 

予選には全国89校が参加し、各地区を勝ち上がった9校が全国大会に参加しました。

 

試合時間が5分とは短くないのでしょうか。審査に時間がかかりそうですね。一度見てみたいものです。

この夏の全国の教育委員会の熱中症対策です

このところ過ごしやすい気温になって、話題が少し古くなりましたが、この夏の全国の教育委員会が熱中症にならないよう、活動を制限する動きが広がりました。

 

・埼玉県戸田市教育委員会
今年の夏季休業の間、市内の最高気温が35度以上になると予報された場合に、小・中学校の屋外活動を全面禁止することを決めた。

小学校では、委員会活動や補習授業といった屋内での活動も禁止となる。

例年、希望する児童に行ってきた水泳指導は、熱中症にになるリスクが高いという理由で取りやめた。

中学校では、部活動の練習試合も気温が35度以上の予報があれば、延期か中止にするよう求めている。

 

・岡山県津山市教育委員会
8月19日まで中学校の部活動を原則中止することを決めた。
運動部・文化部どちらも対象。

3年生が大会を終え、引退した部は活動を中止、今後大会を控えている部は、活動時間を1日3時間以内とする制限をかけた。

 

・愛知県豊田市教育委員会
8月15日まで、中学校の全ての部活動を中止、例外的に上位大会に勝ち進んだ部活動は、活動を行うかまで含めて保護者と相談する。

 

35度以上の炎天下でスポーツしても我慢くらべになるだけです。まだ小・中学生です。何か起きる前に全国的に安全対策を取ってもらいたいものです。

 

その他の『甲子園大会』

夏の甲子園も明日の決勝を残すのみとなりました。
明日は、日本全国で金足農業と大阪桐蔭の応援で真っ二つに割れるでしょう。

 

この夏休みに行なわれたその他の甲子園大会です。

 

① 第25回全国高校写真選手権大会「写真甲子園2018」
北海道上川管内東川町で7/31~8/3まで行われました。全国11ブロックの審査会を勝ち抜いた19校が3人一組で丘陵地や街などを巡って写真を撮影し、表現力や技術を競い合います。

優 勝 和歌山県立神島高等学校
準優勝 神奈川県立横浜清陵高等学校

 

②  第21回「俳句甲子園」
高校生が五人一組で俳句の出来栄えや鑑賞力を競います。
決勝が8月19日、正岡子規のゆかりの地である松山市で行われて、県立徳山高校(山口県)が出場五年目の初優勝を果たしました。

三連覇を狙った私立開成高校(東京)は惜しくも準優勝でした。

 

③  第3回全国高校生短歌大会「短歌甲子園」
歌人石川啄木の故郷、盛岡市で8月17日~19日で行われました。全国21校の高校生が短歌の腕前を競い合いました。

 団体戦は、茨城県立下館第一高校が二年連続、三回目の優勝を果たしました。

 

野球だけでなく、いろいろな甲子園大会をマスコミで取り上げてくれませんかね。きっと盛り上がると思うのですが。

夏休みの短縮

近年、夏休みを短縮した自治体が全国的に増えたようです。

 

宮城県松島市は今年から、小中学校の夏休み期間を4日間減らして32日にしました。短縮した分を授業に充て、学力向上を目指すということです。

 

静岡県吉田町では、3〜4週間あった夏休みを18年から16日程度に短縮する方針を発表しました。通年で6時間の授業を廃止したり、毎週数日は午前授業(4時間目で終了)にして、講師の授業準備や公務をこなす時間にあてるとのことです。

 

同町で「教師が教材研究に充てる時間をつくることで、授業の質が上がり、子どもの学力向上につながる。」とあります。
教師の放課後に使える時間を増やすjことに取り組んだ同町の改革は注目です。学力だけでなく生徒の非認知能力の変化にも注目したいです。

 

大分県日田市でも14年から1週間減らしました。実施前に2年かけて保護者らに説明を尽くしたそうです。

 

学力向上のほか、特活の時間や教師が子どもと触れ合う時間に使っているとのことです。全小中学校の普通教室にエアコンを完備したとあります。

 

2020年から実施の新学習指導要領で、小学校では外国語活動などの時間が増え、移行期間にあたる今年から、やるべき授業が増えます。その分窮屈な時間割となるため、夏休みを削って授業日数を増やそうというわけです。

 

逆に東京都足立区の小中学校では、07年から8月24日としてきた夏休みの終了を17年から31日に延ばしました。

 

代りに土曜日に授業を行ない授業時間を確保しました。一斉授業よりも個別指導の方が成績が上がることがわかり、夏休みは個人の課題に合わせた補習を行うとのことです。

 

ただ単純に授業を時間を増やせば成績が上がるという考えから夏休みを短くしたということではないようです。ここ、大和市は今年は変更はなかったようですが、今年から増えた授業時間をどのように確保しているか気になります。

後半戦、スタートです

お盆休みが終わって今日から授業開始です。

 

後半戦といっても、11日後には公立の学校の始業式です。

 

私立は9月1日、3日が始業式の学校が多いようです。

 

また、2学期制の学校は9月の初旬~中旬に前期の期末テストがあり、すでに範囲や日程も発表になっていますので、その対策も本格的に始まります。

 

暑い日々はまだまだ続きますが、明日は少しばかり過ごしやすい日になりそうです。