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カテゴリー別アーカイブ: 新聞記事より

全国学力・学習調査(全国学力テスト)

昨日、小6・中3対象の全国学力テストが行われました。

全国の小中約2万8000校の児童約200万人が対象です。

石川県輪島市の小中12校と高知県、愛媛県の少なくとも13校が参加できず、私立は395校で参加率37.8%です。

遠足などの行事が重なる学校では今月中の別の日に参加するとのことです。

今回、アンケートは全員学習用端末で入力して答えましたが、来年度は中学理科で紙の問題冊子をやめて端末で出題回答が決まっています。

教育施策の成果や火災の検証、改善に活用されます。

 

シブヤ未来科

学年末テスト週間の始まりです。

 

近隣の公立中学2校と私立中学1校の試験日が同じ20(火)~22日の3日間で行われます。

 

今日はテスト前日なので学校が早くおわったとかで15時過ぎに中2生が2人が自習に来ました。

 

来年度より渋谷区の公立小中学校で午後の授業は全て探求学習「シブヤ未来科」になるとの記事を見ました。これは授業時間の特例校制度を活用したものです。

 

いままで年間約70時間だった探求学習の時間が約155時間になり、「先生が教える授業から、子どもが学びを創る授業へ!」への変革です。

 

他の教科が従来の9割の時間で同じ内容を学んでいくため、指導観を変えていく必要がと渋谷区教育委員会は考えていて、そちらも非常に興味があります。

 

注目論文ランキング

研究内容が注目されて数多く引用される論文の数で、日本はイランに抜かれて過去最低の13位(2019~2021)になりました。

 

日本は年平均論文数では中国、米国、インド、ドイツに次ぎ5位の約7万本なのですが、注目論文数は前回公表時(2018~2020)から横ばいで3767本で、イランの3770本に抜かれ13位になりました。

 

前回と比較して本数を伸ばしている国(日本より上位で)は、
・中国  4万6352➡5万4405本
・イタリア  6073➡  6723本
・インド   4936➡  6031本
・韓国    3798➡  4100本
です。

 

日本の研究開発費は18.1兆円、研究者数は70.5万人で、いずれも米国、中国に次いで世界第3位です。

 

日本の2000年からの順位です。
~2005年:4位(米英独に次)
~2009年:5位(中国に抜かれる)
~2012年:6位(フランスに抜かれる)
~2023年:凋落の一途(イタリア、インド、豪州、カナダ、韓国、そしてイランに抜かれる)

 

第2次安倍政権から符合するように凋落が始まっています。
お金も研究者も少ないわけではありません。
安倍政権から研究費を競争させて集中するようになりましたが、その成果の検証をしてもらいたいものです。

 

 

 

 

 

英検に新しい級ができます

日本英語検定協会は2025年度から英検の「準2級」と「2級」の間に新たな級を導入する方針を決めました。

 

新設は31年ぶりだそうです。

 

難易度は高校2年生終了程度を想定です。

 

協会によると、準2級は高校1年終了程度、2級は高校3年終了程度を目安にしていて、受験者データの分析では、
・3級取得者が準2級合格まで平均約1年
・準2級から2級合格まで平均約1年
とのことです。

 

高校の先生から「途中で挫折する生徒がいる」との声が寄せられているとのことです。

持続可能

中学3年の公民で、現在の世代と将来の世代の幸福とを両立させることを「持続可能」と習います。

 

国連は18日、加盟全193ヵ国が2030年までの達成を目指す持続可能な開発目標(SDGs)に関する首脳級会合を開き、コロナの影響とロシアのウクライナ侵攻が影を落とし達成は危機的状況にあるとしました。

 

SDGsは貧困と飢餓の撲滅、教育の普及、ジェンダー平等など17分野で169の目標を定め、2015年に採択され今年は達成に向けた15年間の中間点にあたります。

 

国連によりますと、今年時点で十分なデータがあり評価できた138項目のうち、
・停滞または悪化  37%
・順調       15%
で、教育分野は新型コロナ流行で打撃を受け、ウクライナ侵攻で影響を受けた平和分野と共に順調な「項目」はゼロです。

 

SDGsが達成されないと将来世代・今の子ども達に「幸福」はないということです。

今日も対策授業です

今日も午後からテスト対策授業がありました。

 

9月1日にひっそりと「内閣感染症危機管理庁」が発足しましたが、たった13日間で担当大臣が変わるのですからあまり期待はできそうにありませんが、今回のコロナの検証はしっかりやってもらいたいもです(あまり期待していませんが)。

 

そんなことはお構いなしに第9波はやってきているようですので、マスク、うがい・手洗いは当分必要です。

 

都立高、男女別定員を全廃

今日は午前中に中学生の理社のテスト対策授業で、午後から高校生と中学生の通常授業がありました。

 

今月の11日になりますが、全国で唯一、高校の全日制普通科で男女別定員を設けている東京都教育委員会は2024年春の一般・推薦入試から男女別定員の廃止を決めたと発表がありました。

 

都によりますと、都内は女子の私立校が74校、男子が30校と差があり、都立高で男子の進学先を確保する目的などから制度が残ったとのことです。

 

もともと都は1950年度に導入しましたが、当時は女子は男子に比べて教育機会に恵まれずに学力差があったため、女子の入学枠を確保する狙いがあったといいます。

 

初めは女子のために、最近は男子のためにと目的も変わってきていたのですね。

 

私立大学の定員割れ

9月になりました。朝晩は多少涼しくなった気はしますが、日中は相変わらず熱中症予報で危険が出ています。

 

9月は初旬から2学期制の学校の前期期末試験に始まり終盤には公立中学の2学期中間試験が始まります。

 

また、高校で文化祭、中学で運動会(暑さで1週間延期になったと生徒から聞きました)と秋はイベントが続きます。

 

日本私立学校振興・共済事業団の2023年度の調査で今春入学者が定員割れした4年生の私立大学は53.3%に当たる320校で、前年度より6.0ポイント(37校)増えたことがわかりました。

 

1989年度の調査開始から初めて半数を超えました。

 

私大の定員全体に占める入学者の割合を示す定員充足率は、前年度より1.26ポイント少ない99.59%で過去最低でした。

 

規模が小さくなるほど充足率が下がる傾向が出ているとのことです

夏休みの「自由研究」について

遠い昔のことで小学校の時に宿題で「自由研究」があったかどうか忘れてしまいましたが、昔は自由研究は教科の一つだったということです。

1947年の学習指導要領で教科になり、小4~6年で週2~4時間ありましたが、1952年の学習指導要領で教科から姿を消しました。

自由研究がいつごろから夏休みの宿題に定着したのは定かではないということですが、現在でも全国的に行われているのでしょうか。

同じように、「民主主義」という教科も1947年から1952年の間で中学で「上」、高校で「下」と分かれてあったと記憶しています(もちろんリアルで習ってはいませんが、復刻版が出て読みました)。

自由研究が「探求」と名を変えて復活したのだとすれば、同じように今こそ「民主主義」という教科を名前を変えず『民主主義』という名で復活させてもらいたいものです。

教員試験

文科省は5月31日、教員採用試験の前倒しに関する協議会を開き、自治体に求める具体策を取りまとめました。

 

・1次試験の実施時期を6月16日よりできるだけ前倒しで、1~2ヵ月程度実施日が早くる。

・条件によって大学3年生も受験できるように求める。

・試験も1年に複数回行うよう提案する。

・今回の文科省の具体策を受けて、各地の教育委員会では、前倒しする受験日を揃える調整を行う。

 

教員試験の倍率が3倍を切ると質が下がると言われているのは、1人で複数の教員試験を受ける人が出るために実質倍率が下がるのも一因と言われていますが、受験日を統一すると第一志望者が集まることにことによっていい方向に向くといいのですが・・・。