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中国のセンター試験

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日本のセンター試験に相当する中国の大学入試統一試験が7日始まり、975万人が臨んだ、とあります。

 

中国の人口は日本の約10倍強ですが、日本のセンター試験の受験者が50万人ぐらいなので、比較しても多いでしょうか。

 

中国人にとって人生を左右すると言われる一大イベントなので、カンニングも後を絶たないそうです。

 

中国が世界をリードする顔認証技術が、替え玉受験対策として初めて導入されました。

 

不正の方法もハイテク化していて、受験生の携帯電話や受信機に、試験会場の外から解答を伝える手口が主流ですが、その受信機が時計やメガネから始まってイヤホン、消しゴム、さらにピアスにまで仕込まれているそうです。

 

対策ですが、多くの会場で専門業者屋外で無線信号を捉える設備をもって待機、異常信号をブロックする対策を講じたとあります。

 

不正行為がやまないため中国政府は刑法を改正、組織的なカンニングや試験問題の売買、提供には最長7年の有期刑が科されます。

 

16年の大学入試では24件の不正が摘発されたようです。

 

日本でも不正が摘発されたことがありましたが、組織的な摘発は聞いたことはありません。問題が事前に解ることはないと思うので、途中退出禁止にすれば少なくとも組織的なカンニングは防げそうに思えるのですが・・・。

 

最近は中国でこの統一試験を受験しないで海外の大学に進学する学生が増えていると聞きました。
ただ、中国当局はこの傾向をよくは思っていないようですが、いずれにしても中国は日本とは比較にならないほどの学歴社会だということのようです。