ブログ

高校入試研究会

Share on Facebook
LINEで送る

高校入試研究会に参加してきました。
模試を主宰する業者が、今年2月に行われた神奈川県公立高校の入試結果(自己採点+開示得点)を集計して分析した結果の報告会です。

入試の倍率が1.18倍だったので不合格者が出るのは当然なのですが、その数が7,866名と聞くと驚いてしまいます(合格者43,291名に対して)。
特に進学校上位18校で2,217名(昨年比275名増 全体の28%)となっており、上位校希望者にチャレンジ者が多いことがうかがえます。

調査書・学力検査、面接の比率ですが、5:3:2が13校増えて内申重視の動きがみられます。これは、学力検査の問題が難しくなり得点差が大きく広がったことによる反動とみることができます。

面接、特色検査の得点も開示されているので、具体的に特色検査での逆転合格が示されると如何に重要かということが解ります。調査書・学力検査・面接で上回っている生徒が不合格で特色検査だけが上回っている生徒が2次選考で合格している例があります。

特色検査を高得点で入学した生徒が高校でどのような成績を収めるのか興味があるところです。

今後の動きとして、県財政の逼迫と生徒数の減少による高校の統廃合と教員・機能の集約が2016年度よりスタートしますが、今年度中に「実施計画」が公表されます。