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2024年日本の「科学」の展望

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昨日の夕刊による2024年に予定さてている「科学」分野の展望です。

 

① 宇宙開発について
・探査機「SLIM(スリム)」が1月、日本初の月面着陸に挑みます。1/20未明、月周回軌道から降下して着陸を目指し、成功すれば旧ソ連、アメリカ、中国、インドに続き5ヵ国目になります。
・JAXAは2月に国産新型ロケット2号を打ちあげます。成功しなければ政府が目標とする宇宙ビジネス本格参入への道のりが遠のきます。

 

② プラスチックごみ汚染について
1950年までに海中プラスチック量が魚の総重量を超えるとの試算があり、国連の下に設置された政府間交渉委員会で条約作りが進み11~12月に韓国で開かれる5回目の会合が交渉期限となります。

 

③ 気候変動対策について
昨年末の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で合意した内容に実現に向け、各国が国内対策の検討に着手します。
同時に2035年以降の次の温室効果ガス排出減目標について議論を本格化させます。

 

④  新型コロナについて
3月末にワクチンが無料で打てる特例臨時接種が終わり、その後は65歳以上の高齢者ら重症化リスクの高い人を対象に、原則費用の一部負担を求める定期接種になります。

 

⑤ 原発再起動
2024年は少なくとも原発2基の再稼働が控えています。
東北電力女川原発2号機(宮城県)は5月頃、島根原発2号機(松江市)は8月の再稼働を目指しています。
女川原発はは事故を起こした福島第一原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)で、このタイプの再稼働は事故後初になる見通しです。

 

日本の技術が瀬戸際に立たされている感じがします。本質は技術ではなく政治なのかもしれませんが。