全国の医師らで構成する全国保険医団体連合会(保団医)の調査によりますと31都道府県の小中高や特別支援学校、義務教育学校(小中一貫校)で回答したほぼ半数の46.2%の学校で、スマートフォン・ネット依存が疑われる児童・生徒がいたということです。
主に各校の養護教諭からの回答で実数は少なくとの8415人に上ります。
対象の2万4569校のうち4785校(回答率19.5%)が回答しました。
調査方法ですが、各校の養護教諭に「スマホ・ネット依存(SNSやゲームを含む)で、学校生活に支障をきたしている(遅刻・欠席・居眠り・学業に身が入らない等)とみられる児童・生徒はいますか」との質問をしました。
結果です。
・「いる」 :2212校(46.2%)
・「いない」:1005校(21%)
・「把握していない」:1412校(29.5%)
「いる」と回答した学校種別です。
・中学校 :57.8%
・義務教育学校:53.2%
・小学校 :42.3%
・高校 :40.3%
スマホ依存が原因とみられる子どもたちの健康問題やトラブルです。
・小学校入学時の視力の低下
・中学校でも生徒の1/3が眼科での検査が必要
・斜視とみられる眼位の異常がある生徒が増えている
・睡眠不足の影響が大
(全学級の1/3に遅刻者がいる、午後登校者もいる)
・姿勢を保てず授業中もぐだっと前かがみになったり、直立不動が出来ずにふらつく
・頭痛やめまいを訴える子が増えている
・保護者がスマホ依存という家庭も少なくない・教員や親の言うことを聞かずに、スマホの中の生成人工知能(生成AI)の答えだけを信じてしまう
オーストラリアや欧州などで、16歳未満のSNSの利用を規制する動きがあるのに日本にないのは「利用とその影響のデータがないからだ」との指摘もあります。