ブログ

日別アーカイブ: 2016年4月9日

義務教育学校

新たな学校種として創設された「義務教育学校」が今年4月に15の市区町で22校開校しました。
神奈川県では横浜市立霧が丘義務教育学校の1校のみです。

今年2月の調査では、来年度以降の開校予定を含めると58の市区町村が設置するとの回答でした。

「義務教育学校」とは小中一貫教育を実施する学校で市区町村教育委員会などの判断で、既存の小中学校などを「義務教育学校」にかえることができます。学校施設を一体的に整備する必要はなく、複数の敷地に分かれていても構わないそうです。

何ができるのか?
・中学校段階の指導内容を小学校段階に前倒しでできる。
・小中学校間の学習内容の入れ換えが可。
・各教科の授業時間数を減らし、独自の教科に充てることも可能。
・中学校段階で高校入試対策の時間を生み出すことも可能。
・公立校はもちろん、私立校にも適用できる。
・標準的学級規模は1学年2~3学級。

懸念されること
・学校統廃合のために安易に利用される。

前倒しの授業など行わないでじっくりと底上げをする教育に取り組んでもらいたいものです。競って前倒しの授業を行うのだけは避けてもらいたいです。
確かに中1ギャップは解消されると思いますが、2~3クラスで9年間過ごすというのはどうなのでしょうか。
今までの小中一貫校も残るというのですから、違いがよくわかりません。