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“下線引き”に効果があるのか?

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授業では、よく「大事なところに線を引け」とか「ここはノートにとって」を生徒にいうのですが、はたしてそのことに効果があるのか?

 

そんな学習行動について研究して、1年前に『テキスト読本場面における下線ひき行動に関する研究』を出版したのは玉川大学の魚崎祐子准教授です。

 

「何のために線を引くのか、分かっていないといけない。引いても活用できなくては意味がない」
「受験勉強のためのように人名やキーワードだけ覚えて、本当の理解につながるか疑問」

 

授業中の板書やパワーポイントの情報も学習者が漫然と写し、見ているようでは効果は薄く、「自分で取捨選択してノートし、試行錯誤して情報を選べるようにならないといけない」

 

とあります。

 

漢字も単語のスペルも何回も書いて覚えるのは基本だったのですが、それらをを横に機械的に書いても効果が得られないということもいえるのでしょうか。

 

興味があったので、アマゾンで探してみましたが、ちょっと買えない値段でした。横浜市の図書館にもまだおいていません。
表紙や装丁をみると学術書の雰囲気なので、ぜひとも読みやすくして新書版でだしてもらいたいものですね。