ブログ

恵方巻きと入試問題

Share on Facebook
LINEで送る

今日も朝から中3の教室内模試とその解説です。

 

昼食の時に生徒と恵方巻きの話になって、昨日の夜に閉店間際のスーパーに寄ったら、半額で売られているものとは別に大量の恵方巻きが捨てられようとしているところを見たという話をしたら、生徒は例年は注文するのだけれど、昨日は買ってきて食べたと話してくれました。

 

昨日の夕方ごろから恵方巻きの大量廃棄のニュースがネット上に流れていました。店頭に並ばないで捨てられるものもあるそうで、注文以上につくるようです。

 

29年の公立高校の国語の入試問題の評論文に内山節さんの「半市場経済」が取りあげられていたのを思い出しました。

 

経済が市場の論理だけで展開し、さまざまなものを壊してきた歴史への批判であり、今日の暴走する市場経済へのカウンター・カルチャーとして、自分たちの経済をつくりだそうとする「多様な経済=労働のかたちづくり」の動きが社会の奥で出てきている、という内容だったと思います。

 

需要があるのに品物がない状態(機会損失)を嫌って、その結果大量の廃棄物を発生させてしまう、この繰り返しには何とかならないのかと思います。