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この人は、次元の違うところをみている

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小平奈緒選手である。

 

新聞のインタビュ記事によると、

―金メダル授与式は二十日。早く触りたいか。―

の問いに次のように答えている。

 

『金メダルはとても名誉なことで嬉しいが、メダルを通してどういう人生を生きていくかが大事。私が戦ってきた証しでもあるし、支えていただいた皆さんに見ていただきたい思いが強い。』

 

―最終到達点は―

の問いには、

 

『今は全く想像できない。駆け抜けている途中なので、ゴールがまだ見えてこない。でも突然、その日が来るのかなと思っている』

 

金メダルとか世界記録とかではなく、その先の生き方を見つめている。

 

日本選手団の主将を引き受けたときも、『主将として学べることは何かを考えたときに、将来に生きてくると思ったので、覚悟をもって引き受けた』と答えています。

 

そして、

―自身を三つの単語で表現するとしたら。―

 

『求道者、情熱、そして真摯』

 

「真摯」という言葉は最近では薄汚れ、地に落ちてしまったイメージがつきまとうが、この人によって本来の光りを取り戻しました。

 

たった一人で2年間オランダ留学の記事を読んでなんて意志のつよい人だと思ったのですが、その上を行く『求道者』そのものの人です。