ブログ

経団連が就活ルール廃止を決めました

Share on Facebook
LINEで送る

経団連が就職活動の時期を定めた指針を2021年春入社の学生(現大学2年生)から廃止することを決めました。

 

政府は関係各省庁連絡会議で現大学2年生は現行の就活ルールを守るようにと取り決めましたが、企業はどの程度守るでしょうか?

 

2016年に決められ17年に一部変更になった現行の就活ルールの内容です。
・説明会などの「広報活動」:3年生の3月に解禁
・面 接などの「先行活動」:4年生の6月に解禁
・内 定:4年生の10月

 

現実はどうなっているのでしょうか?
文科省が10日に2018年度の就職・採用活動調査結果を発表しました。調査は文科省が大学関連団体などで構成する就職問題懇談会と7~8月に実施、無作為に抽出した全国2500社に調査票を送り。1012社から有効回答を得ました。

 

その結果です。

○6月より前に採用選考活動を始めた企業
・大企業(従業員300人以上)  58.1%
・中小企業(従業員300人未満) 66.3%
○6月より前に内々定を出し始めた企業 47.2%(前年比7.6%増)
○就職や採用が売り手市場と認識している企業 94.0%(前年比1.0%増)

 

夏休みあけてから企業の説明会に参加している大学3年生の講師に聞くと、説明会に行く学生と行かない学生に分かれるそうです。行かない人は全く行かないと言っていました。また、就活ルールがなくなると困る、どのように活動していいかわからないと言っていました。
企業への情報収集で学業どころではなくなる心配もあります。
学生の本音だと思います。