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国内で初めて『気候非常事態宣言』をした長崎県壱岐市

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台風19号は去りましたが、その爪痕は日増しに大きくなっています。
なぜ、これだけの大型で強い台風が勢力が衰えないで上陸したかというと、日本近辺の海面温度が通常より2度高かったからだそうです。

 

原因は明確で、地球温暖化です。海面温度の上昇が続けば毎年大型で強い台風が上陸する可能性があります。

 

16歳の少女グレタ・トゥ-ンベリさんは国連の気候行動サミットで怒りをこめてスピーチし、各国首脳に対策を迫りました。

 

『多くの人たちが苦しんでいます。多くの人たちが死んでいます。全ての生態系が破壊されています。私たちは大量絶滅の始まりにいます。

それなのにあなたたちが話しているのは、お金のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり、恥ずかしくないんでしょうか!』

 

ニューヨーク、ロンドン、パリ・・・、世界各地で異常気象が頻発し危機感を抱いた千を超える国や世界の自治体が、地球温暖化対策に総力を挙げて取り組む決意を示す「気候非常事態宣言」を出しています。

 

宣言は、環境・気候が非常事態であると自治体などが示し、社会をあげて温暖化対策をする取り組みで、単なる目標ではなく、達成に向けて具体的に動くことが求められます。

 

2016年12月のオーストラリアのデアビン市を皮切りに現時点まで欧米諸国に広がり、現時点で20カ国で1000余りの自治体が宣言しています。

 

最近は国自体が宣言し始め、英国、カナダ、フランス、スペインなど8カ国が加わりました。

 

ここ日本では9月の25日、長崎県の壱岐島にある壱岐市が国内で初めて宣言しましたが、国はもとより、2050年をめどに二酸化炭素の排出量ゼロを掲げている東京都・横浜市・京都市は宣言をする気はないのでしょうか。

 

 

1997年の京都議定書では議長国としてイニシアティブをとっていたと思うのですが、トゥ-ンベリさんの言葉は日本の首脳には届かなかったのでしょうか。