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 履修主義か習得主義か

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子どもに1人1台の情報端末を整備する「GIGAスクール構想」が進むのに伴い、中央教育審議会で履修主義と習得主義を巡る議論が熱を帯びてきています。

 

ICTの活用で飛躍的に進む「個別最適化された学び」の帰結として、全ての子どもに対する学びの保証が求められているからです。

 

履修主義:所定の教育課程を一定年限、履修すればよく、卒業までに一定年限の在学を求める「年齢主義」との親和性が強い。

 

習得主義:目標に対する学習成果を求め、卒業までに一定の課程を修了できなければ留年もある「課程主義」に近い。

 

平たく言うと、個別最適化とはできる子には先取りを、、遅れている子はできるまで、それがICTの活用が進むと可能になるということです。

 

確かに、遅れている子を無理に上げても本人にとっても辛いことになりますが、義務教育での留年は本人にとって負の影響が大きいことと、保護者の理解が得られないということです。

最優先課題は、遅れる子をつくらないということ、ICTの活用で可能ではないかと思いますが、それには20人規模の少人数学級が必要になります。