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飛び入学者に高卒資格を

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新聞でこの表題を見たときは意味がよくわかりませんでした。

 

「飛び入学」は高校2年終了後に中退して入る形になるため、現在は進路変更などで大学を中退した場合は最終学歴が中学卒業になり、飛び入学の活用が進まない一因になっているようです。

 

省令を改めて、高校卒業の資格を認める制度を創設し4月から実施します。

 

高校卒業認定基準です。
① 高校で50単位以上の取得
② 大学で16単位以上の取得
③ 単位の分野が著しく偏っていない

 

高校や大学の関係者らで構成する審査委員会が可否を審査し、文科相が認定します。

 

その飛び入学者ですが、1998年度に千葉大が初めて導入して、2021年度時点では国公立私大の8大学が実施していて、これまでの利用者は累計で約140人にとどまっています。

 

昭和女子大や成城大は導入はしたが希望者が少なすぎて募集を停止した大学もあります。

 

現在導入している大学と導入年度、累計入学者です。
〇   大学         導入年度 累計入学者
・千葉大(千葉 国立)      1998 96
・東京芸術大(東京 国立)    2016  2
・京都大(京都 国立)      2016  1
・会津大(福島 公立)      2006  9
・名城大(愛知 私立)      2001 27
・エリザベト音楽大(広島 私立) 2005  3
・日本体育大(東京 私立)    2014  2
・桐朋学院大(東京 私立)    2019  1