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大学の女子枠

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名古屋工業大学が電気・機械工学科に初めて女子枠をつくったのが約30年前です。毎年定員を上回る応募がありましたが、現在の女子学生の比率は18%です。そこで2024年度入学生から「物理工学科」など3学科(定員計295人)で計13人の女子枠を設けます。

同大では、「男性の学び場というイメージを変え、30%まで増やしたい」と期待しています。

東京工業大学も2024年度は先行して4学院で計58人、25年度からは6学院で(定員は計1,028人)で計43人の女子枠を作ります。
女子学生の比率が13%を低く、男女のバランスの改善を目指します。

文科省の21年度の学校基本調査によると、大学など高等教育機関の入学者に占める女性の割合は日本の場合、
〇自然科学・数学・統計学 の分野で27%
〇工学・製造・建築 の分野で16%

で、いずれも比較可能な36ヵ国で最下位とのことです。

政府の教育未来創造会議は22年5月、「理工系などを専攻する女性の増加」を提言し、女子枠の確保に取り組む大学に金銭面のサポートを強化するとしました。