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日別アーカイブ: 2019年4月17日

中学生・高校生の英語力

文部科学省が16日、全国の公立の中学・高校の生徒の英語力を調べた2,018年度の「英語教育実施状況調査」(2018年12月実施)の結果を公表しました。

 

政府が示す英語力の水準は、
・中学3年生:「CEFR「セファール)」のA1レベル(英検3級相当)
・高校3年生:「CEFR「セファール)」のA2レベル(英検準2級相当)
以上の資格を取得しているか、または教員が「相当の能力がある」を判断したのも含みます。

 

昨年、政府が示すレベルに達した生徒は、
・中学3年生:42.6%(前年比1.9ポイント増)
・高校3年生:40.2%(前年比0.9ポイント増)
です。

 

調査は中学校9374校、高校3354校の全公立校を対象に実施しました。

 

都道府県別では、
・中学3年生上位県:①福井県61.2% ②千葉・徳島52.3%
・高校3年生上位県:①福井県56.0% ②秋田県53.3% ③兵庫県48.4%
です。

 

神奈川県は、中3:38.1% 高校3年:46.1%です。

 

福井県は16年度から中3、高1、高2生に対して年1回、民間資格検定試験の受験料を全額圃補助。県立鉱区入試でも英検の級に応じて加点するなど受験を推進しています。

 

政令市(中学のみ)では、さいたま市が75.5%と突出しています。さいたま市では16年度から小1~中3の0年間で一貫した英語教育に取り組み、中学では学習指導要領で定められた年間140時間(1コマ50分)の授業を、独自に157時間に拡大しています。

 

神奈川県の政令指定都市3市の結果です。
・横  浜  市:55.9%
・川  崎  市:42.3%
・相模原市:36.4%

 

高3の上昇幅が大きい地域です。
秋田県 11.6ポイント(53.3%)
富山県   5.7ポイント(54.8%)
東京都  5.2ポイント(43.4%)
茨城県  4.9ポイント(41.4%)
徳島県  4.2ポイント(44.9%)