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カテゴリー別アーカイブ: 今日の新聞記事より

PISA 日本、読解力が顕著に低下

経済協力開発機構(OECD)が2018年に行ったPISA(学習到達度調査)で、日本の読解力の平均点と順位が前回(2015年)より顕著に低下しました。

 

平均点は前回より12点低い504点で、順位はOECD37加盟国中11位(前回6位)でした。

 

調査はコンピュータ方式で15歳を対象に実施、日本では183校の約6100人の生徒が参加しました。2018年に15歳世代はゆとり教育が終わった後の教育を受けた世代であります。

 

コンピュータ方式が影響かとの話もありますが、OECDのアンドレアス・シュライヒャー教育・スキル局長は、日本の低下理由として自由記述の正答率の低さとともに、インターネットの時代に求められる読解力への対応の遅れを指摘しています。

 

「かっては内容が教科書などの文章を正しく読んで知識を吸収するのが主だったが、読解の性質が変わった。インターネット時代には、大量の不確かな情報の中で自分の考えを導いていく経験が必要だ」などと述べています。

 

文章を批判的に読む力をどのように身につけていくかが大きな課題でしょうか。

四面楚歌の文科省

大学入学共通テストの国語・数学の記述問題の話です。

 

現役高校生や大学側、野党からの強い反対意見は以前から繰り返しありましたが、ここにきて与党の公明党と自民党からも延期すべきとの意見が出されました。

 

文科省は今年中に結論を出すようですが、延期は免れない状況になってきました。

残るポイントですが、英語の民間検定試験の活用と国語・数学の記述問題がなくなると共通テストに移項する意味がほとんどなくなるので、センター試験をそのまま継続するかです。

 

日本 常連の「化石賞」授業

地球温暖化対策に後ろ向きだとして、世界の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク」が日本に『化石賞』を贈った。

 

これはスペインで開催されているCOP(気候変動枠組条約)25開催中毎日贈られる。

日本の授賞理由は、3日の閣議後の記者会見で梶山経済産業大臣が「石炭火力発電、化石燃料の発電所は選択肢として残しておきたい」と、温暖化を悪化させる石炭火力発電の利用を続ける発言をしたためである。

 

同時に受賞したのは、大規模な森林火災への対応の悪さを指摘されたブラジルとオーストラリアの2カ国である。

 

ほとんどの先進国が再生可能エネルギーにシフトし、パリ協定を離脱した米国も石炭火力の割合を急速に低減してのに、日本は2010年度から3.4%増えて18年度の割合は31.2%である。

アメリカの「八年生まで待とう」運動

アップル社の創業者のスティブ・ジョブズ氏が存命中の2010年にアイパッドを発表したとき、ジョブズ氏は「僕の子どもたちはアイパッドを使っていないよ、うちでは子どもたちがIT機器を使うのを制限しているから」と言ったそうです。

 

2年前にアメリカテキサス州オースティン市の1人の母親が、子どもにスマホを持たせない運動「八年生まで待とう」を始め、静かに米国内で浸透し今では二万人を超える親が賛同しています。

 

その仕組みは簡単で、ネット上のサイトで「私の子どもには八年生(14歳)になるまでスマホを持たせません」と宣言することで始まり、同時に子どもの学校で同調する親を募り、10人に達したら発効します。

 

10人まとまればスマホを使わないことでいじめられる心配もないし、お互いにネットを頼らないで遊ぶことができるということです。電話など通信手段が必要な子どもはガラケーを持たせることはOKです。

 

この運動の内容もよく考えられていますね。
ジョブズ氏の考えは、スマホを持たない派にとってとても説得力のある話です。

日本でもSNSによる小学生・中学生の被害だけでなく、学習における影響面からもスマホをも持たせる是非について論じてもらいたいものです。

 

大学卒3年以内の離職率は?

少し前ですが、厚生労働省が2016年の大学卒業者のうち、就職後3年以内に仕事を辞めた人の割合を発表しました。

 

それによりますと、全体では前年比0.2ポイント増の32.0%でした。

 

産業別の離職率です。
○ 宿泊業・飲食サービス業      50.4%
○ 生活関連サービス業・娯楽業  46.6%
○ 教育・学習支援業        45.9%
○ 医療・福祉や小売業       40%弱

 

塾業界では同業他社を渡り歩く人が多いと聞きますが、他業界ではどうなのでしょうか。

 

企業の規模別です。
○ 5人未満  57.7%
○ 1000人以上 25.0%
規模が大きくなるに従って離職率が低くなる傾向が出ています。

人工知能(AI)の英語のレベル

「ロボットは東大に入れるか」プロジェクト(通称・東ロボくん)の人工知能(AI)が今年1月に実施された大学入試センター試験の英語(筆記)に挑戦した結果がチームから発表されました。

 

結果は、185/200点・偏差値64.1です。

 

同時に18年と17年のセンターにも挑戦しました。合わせて前回16年に模試を受けた当時のAIにも同じ問題を解かせた結果です。

 

・     19年のAI         16年当時のAI
17年  169点(偏差値60.1)   102点(45.1)
18年  167点(60.5)        95点(43.0)
19年  185点(64.1)        83点(40.7)

 

大幅に成績が伸びていますが、その要因は、AI関連の先端技術「ディープラーニング(深層学習)」に基づく文章読解技術の大幅な進歩があります。

 

さらに、文章から不要な文を見つけ出す問題など、従来は苦手だった分野にチーム独自の技術適用し、正答率が大幅に高まり、驚くべきことに全問を解くににかかった時間は数秒以内だといいます。

 

2016年に同チームは、意味を理解する読解力の問題で成績が伸び悩んだことを理由に、東大合格を断念していますが、その後も能力向上のため研究は続けているそうです。

高校生の海外留学が多い県は?

文科省が2017年度に海外留学を経験した高校生の割合を発表しました。

以下、その集計結果です。

 

割合の多い県         少ない県
① 京都府 2.90%    ① 青森県 0.36%
② 福井県 2.89%    ② 島根県 0.49%
③ 滋賀県 2.55%    ③ 福島県 0.59%
④ 東京都 2.14%    ④ 宮崎県 0.61%
⑤ 新潟県 1.96%    ⑤ 秋田県 0.62%

 

留学者数の多い都府県
① 東京都 6777人
② 大阪府 4529人
③ 神奈川 3379人
・  京都府 2073人(2年前より955人増)
・  福井県   654人(2年前より169人増)

 

文科省では留学を期間によって2つに分けています。
「長期留学」:期間が3ヵ月以上
「短期留学」:3ヵ月未満の留学と研修旅行

 

短期留学に限ると、①福井県 ②滋賀県 ③京都府
長期留学では、①京都府 ②東京都 ⑤沖縄県
となります。

 

各都道府県での留学支援策です。
・経費の支援・・・28自治体
・情報提供を行うフォーラムの開催・・・20自治体
・海外勤務、海外経験者の学校への講師派遣・・・4自治体

 

 

自動翻訳機では伝わらないもの

‟人工知能(AI)は発展すれば言語という次元から解放され、分かり合えるのではないでしょうか。”という高校生の質問にフォトジャーナリストの安田菜津紀さんは次のように答えています。

 

『言葉というのは事実だけ伝える道具として機能もあれば、その端々に感情がにじみ、心の震えまでも伝えます。
機会は言語として正確な訳をしてくれるかもしれませんが、感情までは訳してくれません。』

 

なるほど、言葉は事実だけでなく感情を伝えるものだ、というのはストンと腑に落ちました。

身の丈に合わせて頑張ってもらえれば

萩生田文科大臣が2020年から大学入試共通テストに導入される英語民間検定試験をめぐり、「身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」と民放番組で発言しました。

 

文部科学省のトップが、英語民間試験の経済格差・地域格差を認めてしまいました。
受験料や交通費・宿泊費をどうしても捻出できない受験生は大学に行くなということでしょうか。
それともそんな受験生は日本にはいないということでしょうか。

 

野党の新会派と共産党は民間検定試験利用の延期法案を国会に提出しました。11月1日からIDの受付が始まります。まっとうな議論をして受験生が納得のいく決着をつけてもらいたいものです。

 

 

 

共通テスト英語民間試験の大学利用率

文科省が21日、2020年度(現高校2年生)に始まる大学入学共通テストに導入される英語民間検定試験について利用する大学の集計結果を発表しました。

 

初年度少なくとも一つの学部・学科で利用する大学は、70.3%(539校)です。
短大を含めると、59.0%(630校)です。

 

国立大学:95.1%(82校中78校)

公立大学:85.7%(91校中78校)

私立大学:65.2%(587校中383校)

公私立短大:29.5%(308校中91校)

 

東洋大や専修大は利用を見送りました。文科省は25日をめどに「大学入試英語ポータルサイト」に各校の学部や学科、選抜区分別の具体的な利用予定の最新版を掲載する方針です。

 

結果は大学入試センターが構築したシステムを通じて各校に贈られ出願資格や各校独自の試験への加点などに活用されます。