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カテゴリー別アーカイブ: 今日の新聞記事より

文科省19年度に新制度、「高大連携」の大幅拡張を目指す

本日の東京新聞からです。

 

文部科学省が理数系科目の得意な高校生を地域の中核的な大学に積極的に受け入れる入学枠を設けるなど、高校と大学で一貫した専門的な教育を行う新制度を始める方針を決めました。

 

研究費不足などで「化学技術立国」の地盤沈下が指摘される中、日本の科学界を担う研究者の卵を育成することを目指します。

 

初年度は全国から参加校を募り、モデルケース一カ所を選び、その後は大都市圏に偏らないように配慮しながら、数年かけて数カ所に拡大する予定です。

 

関連予算を2019年度概算要求に盛り込みます。

 

将来は優秀な生徒が高校卒業前に大学に入る「飛び入学」につながる可能性もあります。

 

私立も含めた理数教育で実績のある大学を中核に、地域の高校5校前後が集まって協議会をつくり、一貫教育のプログラムを決めます。

 

一貫教育に対する新たな過程を、高校と大学にそれぞれ設置することも認めます。

 

今回の制度は、これまで特定の大学と高校が個別に行ってきた「高大連携」を大幅に拡張する形で、大学にとっては早い段階から活躍が見込める優秀な卵を受け入れられる利点が生じます。

数学の宿題量の国際比較

夏休みもあと少しとなりました。
終わらない、と泣きながら宿題をやった記憶がほんのりと蘇ってきます。

 

宿題ですが、スウェーデン、日本、アメリカ3カ国の比較が新聞に載っていたので紹介します。

 

宿題量

3ヵ国の中学教師に尋ねた結果です。
スウェーデンは少なくアメリカは多く、日本はその中間です。

 

TIMSS(国際数学・理科教育調査)2015年の中学2年生の数学の平均点は、
日本  586点
アメリカ 518点
スウェーデン 501点
となっています。

 

日本国内のデーターでは数学の平均点は、宿題を週に3・4回出される群で最も高く、宿題を出されない群で最も低いので、適度の宿題は効果があると言えるかもしれない、とあります。

 

現状では生徒の学力に関係なく公私立共同じ宿題が出されていますが、IT化が進んでいますので近い将来は画一的な宿題ではなく、学力に見合った生徒別の宿題が出されるようになっていくのでしょうね。それも自動的に。

 

 

 

その他の『甲子園大会』

夏の甲子園も明日の決勝を残すのみとなりました。
明日は、日本全国で金足農業と大阪桐蔭の応援で真っ二つに割れるでしょう。

 

この夏休みに行なわれたその他の甲子園大会です。

 

① 第25回全国高校写真選手権大会「写真甲子園2018」
北海道上川管内東川町で7/31~8/3まで行われました。全国11ブロックの審査会を勝ち抜いた19校が3人一組で丘陵地や街などを巡って写真を撮影し、表現力や技術を競い合います。

優 勝 和歌山県立神島高等学校
準優勝 神奈川県立横浜清陵高等学校

 

②  第21回「俳句甲子園」
高校生が五人一組で俳句の出来栄えや鑑賞力を競います。
決勝が8月19日、正岡子規のゆかりの地である松山市で行われて、県立徳山高校(山口県)が出場五年目の初優勝を果たしました。

三連覇を狙った私立開成高校(東京)は惜しくも準優勝でした。

 

③  第3回全国高校生短歌大会「短歌甲子園」
歌人石川啄木の故郷、盛岡市で8月17日~19日で行われました。全国21校の高校生が短歌の腕前を競い合いました。

 団体戦は、茨城県立下館第一高校が二年連続、三回目の優勝を果たしました。

 

野球だけでなく、いろいろな甲子園大会をマスコミで取り上げてくれませんかね。きっと盛り上がると思うのですが。

朝読書の効用

朝読書については、「子どもたちが読書好きになっただけでなく、学力へも好影響があった」、と語られることが多くあります。

 

少し古いデーターですが、兵庫県高等学校研究センターが2005~2006年、4道県の小学5年生と中学2年の児童生徒3,384人に行った調査です。

 

「あなたは授業がどのくらいわかりますか」という質問に、「ほとんど」「だいたい」わかると答えた児童の割合です。

 

【小学校】  朝の読書と授業理解度

『ほとんどわかる』
『だいたいわかる』 の合計(%)

朝読書を・・よく実施 あまり実施せず
・国語     78.8     69.8
・社会     70.7     63.8
・算数     75.4     68.8
・理科     77.2     71.0

 

4教科全てに顕著な効果があるということは、文章を読む力が如何に重要かということだと思います。

 

文章を読む力や書く力をつけることが最も重要だと思うので、その方向に向かってほしいものです。

高校生の「学びの基礎診断」

文科省は、高校生の基礎学力の定着状況を測定するために来年度から始める「学びの基礎診断」として申請された民間テスト・検定試験概要をあきらかにしました。

 

「高校生のための学びの基礎診断テスト」とは民間業者に一定の要件を示して申請を受け付け、審査を通過したものを各高校や各教育委員会が選んで利用する仕組みです。

 

今回申請した事業者は9社で、審査を経て10月から11月にかけて認定を行う予定です。

 

申請があった民間テスト・検定試験は、
・マークシート方式と筆記方式を含め答案用紙を使うもの
・コンピュータで解答を求めるもの
などがあります。

 

生徒側が負担する検定料は千円台からとなっています。

 

生徒が民間テスト・検定試験を受けると、在籍している高校にその結果が伝わり、授業改善などに生かしてもらうことが狙いです。

 

当面は国語・数学・英語の3教科で実施します。

 

この「学びの基礎診断」の内容ですが、
① 義務教育段階の学習内容を重視した類型
② 高校の共通科目で、学ぶ内容を重視した類型
があります。

 

今回申請された27種類の試験・検定は、①の義務教育段階型が10種類、②の高校教育型が18種類で、両方にまたがったものもありました。

 

もともとは、平成25年の政府の教育再生実行会議の提言、「国は、基礎的・共通的な学習の達成度を客観的に把握し、各学校における指導改善や生徒の学習改善にいかすための新たな試験の仕組み(達成度テスト・基礎レベル、仮称)を創設する」をうけてのものです。

 

来年度から実施ですから、どのように活用されていくのかとても興味のあるところです。

算数・数学の授業で電卓を使わせるか?

「算数・数学の授業で電卓を使わせるか?」の問に対する日本・米国・シンガポール(新)の小中学校教員の回答が下記のグラフです。

 

電卓

 

これによると、電卓の使用頻度は小学校では日本が最も高いが、中学ではきれいに逆転してシンガポールが最も高くなります。

 

日本では小学・中学での変化はほぼないですが、アメリカ・シンガポールでははっきりしていて中学になると電卓を使わせる比率が大きく上がります。

 

小学校では計算力の訓練、中学校以降では考えることや説明に重きが置かれていることが明確に表れているようです。

 

日本のカリキュラムもそのようになっているはずですが、現場での実践は難しいようです。

 

本来思考力を持っている生徒が、計算が嫌で算数・数学が嫌いになってしまうことが無いようにしたいものです。

 

 

 

 

 

腹が立つ

ラジオでリスナーからの「うちの子の小学校はエアコンが入っていないので心配です」との投書が読まれていました。

 

17日愛知県で熱中症とみられる症状で小1の児童がなくなりました。33度を超す炎天下での校外学習とはどうかと思いますが、教室内では大型の扇風機を4機回しても37度あったそうです。

 

37度の室温のなかで集中して勉強できるものでしょうか。

 

愛知県の公立小中学校のエアコン普及率が3割程度とあったので、他県の公立の小中学校エアコン普及率を調べてみました。

 

https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20180717-00089626/

 

都道府県での普及率の違いには驚きました。東京都や香川県はほぼ100%なのに対し、同じ四国の愛媛県では10%もありません。普通教室の全国平均では5割に達しません。また、普通教室と特別教室との差が15%もあるのも気になります。

 

北海道や東北の各県の普及率が低いのは理解できます。また公立高校では小中学校ほど差がないので、小中学校に設置しようと思えば出来るはずです。首長の教育に対する価値観の違いでしょうか。

 

愛媛県も加計学園に多額の出資をする前にやることがあるのではないでしょうか。

 

設置費用は国が1/3負担しますが、それでも自治体の負担は大きいです。小中学校は義務教育ということを考えれば国が全額負担すべきでしょう。

 

子どもの体感温度は大人の+5度であるという説を聞いたことがあります。国会もエアコンをきって40度を超える室温の中で議論をしてみるといいと思います。

 

国会議員1人に年間かかる経費は7000万円だそうです。法改正で6人の参議院議員が増えると4億2000万円の増です。それだけあればどれだけの小中学校にエアコンを入れることができるのでしょうか。

 

何の役にたつのかわからないオスプレイは1機100億です。付帯設備を入れると200億ともいわれています。それだけあれば全国の小中学校全てにエアコンが完備するのではと思ってしまいます。

 

もう一つ、水分補給です。学校では授業時間中に自由に水分補給は出来ないと思います。
なにしろ、危険な温度の日が続いているのです。今まで通りとして判断するのは危険なのではないでしょうか。

 

中学英語『ラウンドシステム』

『ラウンドシステム』とは中学校の英語で授業で1年間に教科書を繰り返し使って学ぶことです。

 

埼玉県熊谷市教育委員会は本年度から、『ラウンドシステム』を市内の全中学生を対象に拡大しました。

 

英語4技能の定着を目指すことを目的に、1年間に英語の教科書を5週することを目安に学習を進めます。

 

各周ごとに行なう内容です。
1周目:教科書を開かず、絵カードをヒントにして本文の音読を聞きながら英文を習う。
2周目:教科書を開き、音声を聞きながら英文を追う。
3周目:教科書を音読し、英文をノートに写していく。
4周目:教科書の英文を空欄に設けた文章を音読し、ノートに英文を書く。
5周目:教科書の内容を自分の言葉で伝える練習に取り組む。

 

1周当たり約2ヵ月かけて学習します。

 

気になるのは定期テストの内容ですが、「聞く」「読む」「書く」を中心に問い、授業中の一斉指導や1対1の指導の中で実施するパフォーマンスで「話す」を見ます。

 

試験範囲はラウンドシステムに合わせて設定するため、ラウンドシステム1周目に学習をすすめる1年生の1学期の中間試験は、リスニングの問題が7~8割を占めるといいます。

 

ラウンドシステムは公立中高一貫教育校の横浜市立南高校附属中学校が開発し、平成24年から実施してきました。この中学校では確か3周だったと記憶しているのですが、熊谷市では5周ですか。

 

よく中学校の英語の教科書の本文はすべて暗記しろと教わったものですが、実践するのは難しいです。

 

しかし、教科書を5周もすると英文を自然のうちに覚えてしまうかもしれません。最大の効果はそこでしょうか。

 

 

 

 

 

文科省の発表と今週の予定

文部科学省は次の入試から試験問題や解答(正解)を原則として公表するよう、全ての大学に通知しました。

 

誤りの指摘についてもすぐに対応するよう強く求めています。

 

私立大学の場合、解答例を公表しているところはそう多くはありませんが、入試を実施後、予備校などの外部機関に問題の点検を依頼している大学もあり、「出題として不適切」と判断されると、合格発表の前に、「その問題は受験者全員を正解とする」などの措置をとります。

 

今週の予定です。
2日(月曜) 日銀の短観(企業短期経済観測調査)発表

4日(水曜) 大飯原発3・4号機(関西電力)の運転差し止め訴訟で控訴審判決(名古屋高裁金沢支部)

5日(木曜) 九州北部豪雨(福岡県他)から1年

6日(金曜) 米中が相互に制裁関税の第1弾発動湘南ひらつか七夕まつり(6〜8) 神奈川県平塚市

8日(日曜) シンガポール国際水週間(8~12日) パリ
原発の新規性基準施行から5年

 

今日も午後から高校生の期末テスト対策授業と自習です。

 

 

 

 

東京都英語村

子どもらが英語漬けで体験学習する施設「東京都英語村 TOKYO  GLOBAL  GATEWAY(TGG)」が9月6日、東京都江東区青梅にオープンします。

施設内では海外の店舗やレストラン、飛行機内を再現、海外生活を疑似体験しながら英会話を促します。

東京都教育委員会が学研ホールディングスや博報堂などの民間業者と準備してきたものです。

19階建てのオフィスビルの1〰3階に入り、英語力に応じ、外国での日常生活を想定したプログラミングを用意し、ホテルやファーストフード店のような空間で、英語のやり取りを楽しめます。

ニュース番組の映像制作やダンス、ロボット操作のプログラミングなどを英語で学ぶ体験もできます。

主な対象は小、中、高校生で学校の団体利用では児童・生徒8人に英語の話し手が1人つきます。

大人や個人、都外在住者でも利用できます。

都内の学校利用(1日コース)で4,800円/Ⅰ人(税別)です。

はじめて海外に行った時に税関やホテルで緊張しまくったことを思い出しますが、ここで経験しておくとずいぶん違うでしょうね。うらやましい限りです。一人で行く勇気はありませんが。